残業代請求で250万円を獲得した事例

【相談前】
依頼者の方は、1年8か月ほど、居酒屋で勤務したが、残業代は一切もらっていないので、請求したいとのこと。
労基署にも相談したが、あっせん内容に納得できないとのことでした。

【相談後】
個人経営のお店のため、タイムカード等の残業時間の記録がありませんでした。
しかしながら、ラインのやり取りで、始業時間と終業時間のほぼ確実に推測できましたので、その時間を前提に未払残業代を計算して、事業主と交渉しました。

何回か交渉を重ねた結果、事業主が250万円の解決金を払うことで和解できました。

【弁護士コメント】
残業代請求は、残業時間の主張立証が求められます。タイムカードやシフト管理アプリで始業時間と終業時間が正確に把握されていれば、未払残業代の交渉もスムーズにいくことが多いです。労働審判や裁判になっても、有利な判決が期待できるからです。

しかし、まだまだタイムカード等を使った労務管理をしていない会社や個人事業主も多いのが実情です。
本事例のように、ラインのやり取りやお店の開店時間等で、始業時間と終業時間を推測できることも多くあります。

8時間以上の労働時間のあった方は、証拠がないと簡単にあきらめず、まずは、労働事件に強い弊所の弁護士に相談してみてください。