不動産投資詐欺の被害額全額を回収した事案
【相談内容】
・友人から紹介され、不動産投資セミナーに参加した相談者。
・1口100万円で投資すれば期間満了後、高利回りで配当が付くと言われ、500万円を指定の銀行口座に振り込んだが、期間満了しても返金されていないとの相談。
【相談後】
・受任後、直ちに、弁護士名の内容証明郵便を送ったが、相手は無視。
・交渉での解決は困難と判断し、相手の銀行口座を仮押さえして、同時に500万円の返還を求める訴訟を提起した。
・相手の債務不履行が認められ、完全に勝訴。仮押さえしていた銀行口座から500万円全額を回収できた。
【弁護士コメント】
・詐欺事件では、裁判で勝っても、その後、相手から被害額を回収できるかどうかが問題となります。
・弊所では、詐欺事件の経験豊富な弁護士が、まずは回収可能性を慎重に検討して、受任サポートできるかどうか判断しております。
・本件では、相手の銀行口座に被害額を上回る預金額が確認できたので、一刻も早い被害回復に向けて裁判官とも期日調整を協議しながら、早期解決を図ることができました。
・最近の投資詐欺事件は、ラインのやり取りのみで、相手が特定できないケースも増えています。
・最初は、警戒して、少額の投資で始めた方も、説明のあった配当がでたことで信用してしまい、多額の振込をしてしまって詐欺にあうのです。
・フェースブックのメッセージやラインのみのやり取りで完結する投資はあり得ないと肝に銘じておくことが被害にあわないためには大事です。
・投資詐欺にあったと思ったら、直ちに迷わず、最寄りの警察に相談するともに、詐欺事件の経験豊富な弁護士に相談しましょう。