ネット投稿の開示請求対応事件で円満に示談した事例
【相談前】
依頼者は、通学していた学校を批判する記事をネット上で匿名で書き込みしたところ、学校は通信会社に対し、名誉棄損として書き込み者を特定する開示請求をしました。通信会社から開示請求を受けたとの連絡が入り、どのように対応したらよいかとの相談を受けました。
【相談後】
結局、裁判所が開示請求を認めたため、学校側は弁護士を通じ、損害賠償等請求を依頼者に通知しましたが、弁護士間で話し合いを行い、円満に解決しました。
【弁護士コメント】
名誉棄損にあたるとの判断は、虚偽の事実が含めれているとハードルは高くありません。そのため、開示請求は意外に早く認められる傾向にあります。
匿名だと、辛辣な書き込みをしてしまう心理が働きますので、要注意です。
実名でも同じ書き込みができるのかの視点で投稿前にチェックするとよいでしょう。